イジワルなキミの腕の中で



「あ、えっと!努力してみます」



あんまり気にしてなかったけど、やっぱり敬語って壁を感じるものなのかな?


すっごい普通にしてたつもりなのに。


失礼なこともバンバン言ってたと思うし。



「言ったそばから使ってんじゃねーよ」



軽く睨まれてドキッとした。


だけどもうすねてはいないみたいなので一安心。



「さっさと次の問題解けよ」



ギロッと見られてギクッとする。



「は、はーい」



怒ってはいないはず。


そう、怒っては。



スパルタなところはそのままで、私は気合いを入れ直すようにシャーペンをグッと握り締めた。



そして問題に取り掛かる。



あ、そっか!


これもこの公式に当てはめればいいんだ。


わかったかも!



一度わかると後は簡単でスラスラ問題が解けた。