イジワルなキミの腕の中で



一緒にいるだけでドキドキが止まらない。


ホッペにチューなんて


今さらながらよくそんなことが出来たなって感じ。


今は絶対にムリだよ。



「うまそうだなそれ」



フォークに刺した唐揚げを見て先輩はニッコリ笑った。



「食べます?」



いつもパンの先輩は私のおかずを見て目を輝かせている。




「先輩、いつもパンですもんね。メロンパン好きなんですか?」



毎日メロンパンを食べる先輩。


飽きないのかなっていつも思っていた。