「だから違うつってんだろ!!お前が俺の知らないところで男と会ってんのが気に入らねぇんだよ」
先輩は拗ねたように私から離れてプイとそっぽを向いた。
そして何事もなかったようにメロンパンを頬張り始める。
だけど耳がかなり真っ赤に染まっていて。
胸の奥がキュンと締め付けられた。
「せーんぱい、そういうのをヤキモチって言うんですよ」
いつもからかわれている分、先輩のこういうところを見るのはかなりレアもの。
だから仕返しと言わんばかりにニッコリ笑って先輩の顔を覗き込んだ。
思った通り顔はもっと真っ赤だった。
「お前……マジ生意気」
「ちょ……っ」
後頭部に手を添えられて、グッと先輩の顔目掛けて引き寄せられる。
そして
「んっ」
強引すぎるくらい勢い任せに唇を奪われた。



