イジワルなキミの腕の中で



ドキンと大きく胸が鳴る。



やっぱり先輩はズルいよ。



こうして私の心を一気に持ってくんだもん。


他に何も考えられない。


先輩の言葉の意味さえも。



心臓の音が聞こえてしまいそう。



「他の男と話してんじゃねえよ」



「えっ?」



他の男……?



「ベタベタしやがって」



えっ?


ええっ?


ベタベタ?



「お前は俺だけに愛想振りまいてりゃいいんだよ」