次の日 先輩とは朝は別々に行ってるので、会えるとしたら昼休みになってから。 偶然すれ違ったりすることはあまりなかった。 「よう」 授業と授業の合間の休み時間に自販機でジュースを買っていると、後ろから誰かが話しかけて来た。 振り返るとそこには加野(かの)君が目を細めながら立っていた。 「わ、加野君。久しぶりだね」 加野君は央太の友達で、よくクラスにも遊びに来るから仲良くなった。 「だな。元気?」 相変わらず派手な加野君は、自慢の大きなピアスを揺らしながら近寄って来る。