それからは忙しい時間帯に突入したので先輩と話すヒマもなくせっせと働いた。
さっきの表情が気になったけど、先輩もいつも通り笑顔を振りまいて仕事してたので気にしないことにした。
もう少しで閉店時間になりそうな頃、お客さんも減ってやっと一息ついた。
「萌絵ちゃんと航希君って付き合ってるの?」
そう言って確信を得たようにニコッと笑う華さんに目を見開く。
「ど、どうしてわかったんですか?」
エプロンで手を拭きながら華さんはクスッと微笑む。
綺麗で可愛くて優しいそんな華さんが今では大好き。
「だって航希君ったらずっと萌絵ちゃんのことチラチラ見てるんだもん。それにね」
信じられない思いで華さんの言葉を聞いていた。



