「見せときゃいいんじゃね?」



そう言った後


先輩の唇が髪に落ちて来た。


上から順番に


頭のてっぺん





耳の横


頬。



抵抗することを忘れて固まる。



ドキドキするけど、こういう時ってどうしたらいいかわからない。



そしてドアップの先輩の顔が目の前に見えた時



「そ、それ以上はダメです」



真っ赤になりながら先輩の胸を押し退けた。