イジワルなキミの腕の中で



申し訳なく思いながら教室へ向かった。



「あ、おはよう」



私の姿を見た玲奈が、にっこりしながら挨拶をくれる。



「おはよう」



私も笑って返事をした。



「はよー」



央太は必死に机にかじりつきながら、ちらりとも私を見ないでそう言った。



「どうしたの?今までにないくらい凄まじい勢いで」



こんなに勉強している央太を、私は今までに見たことがない。



「土日まったく勉強してないらしいよ」



そんな央太を見て、玲奈は呆れたように笑った。