君がいなかったら

「それにしても春野さん。随分雰囲気変わったよね」
私の後ろに太陽があるせいで見上げる浅田くんは目を眩しそうに細めている。
中学のクラスメートだったと聞いた時から一番触れてほしくないと思っていたことをストレートに言われ、俯いた。
そりゃ変わっただろうね。