「あ、昼休み終わる。付き合ってくれてありがと」
「ううん、こちらこそ。話してくれてありがとう。…あれ、紘くんが言っていた頼みごとってなに?」
「あー、研磨のこと信じてあげてっていうこと。それだけだよ。じゃあ」
紘くんは、にっこり笑って自分の教室のほうへ歩き出す。
私も帰ろうとしたとき、紘くんが私を呼んだ。
「さちちゃん」
「ん?」
「自分の気持ちを自覚した以上、取らなきゃいけない行動はわかるよね?」
…気持ちを伝える。
「っ無理無理!いや、気が早いよね!」
「さちちゃんのろまー」
「いちいちムカつく!!」

