「おはよー」



「姉ちゃんキモイ」



家の中にまで美少年いるのか!?


驚いて振り返ると、顔を歪ませた我が弟。



「ねえ、朝からキモいとかないと思うんですけど」



「姉ちゃん顔ひどいよ」



「え、そんなに!?」



「いやもう、喋りかけてごめんなさいって感じ」



あの浮気彼氏のせいなのか、それとも恐ろしい女の子のせいなのか。



いや、女の子じゃない。これ言ったら私の命無くなるんだった。