私は本当に熱があったらしくて、昨日はそのまま玄関に倒れ込んだ。



理一が部屋まで運んでくれたらしい。



誰よりも心配してくれたのは、理一だった。




「姉ちゃん、電話ばっかしてないで今日は寝とけよ」


「はいはい、ありがと理一」



理一は最後まで心配そうな顔をして、学校に行った。