そう言って、スタスタと歩いていってしまった 私はさっきから冷や汗が止まらない あんなに冷たい目で睨まれたのなんて初めてだったから… それは結月も同じようで、さっきから一点を見つめたままぴくりとも動かない はぁ… 入学早々、やなことがあったな 周りをみるとみんなそれぞれの教室に向かい始めていた 「結月行くよ?ま、まぁあんなことあったけどすぐ忘れるって!」 「う、うん…」 私は結月の腕を掴み、引きずるようにして教室へ向かった