この地球に生まれて




人混みをかき分けて進んでいる私と結月





そして、昇降口にやっとたどり着いた





「やだぁ、クラス離れちゃった…」



「やった!俺ら同じクラスだぜ!」






周りからはそんな声が飛び交っていた





私は手を組んで目を瞑り、


「神様、お願い…」




と、呟いた





ゆっくりと目を開け、名簿を眺めていく