もう、テレビで惨殺シーンとか流れててもお互い見向きもしない。

胸を見せつける貞子、凝視する俺。

「「……」」

しばしの沈黙の後。

「な…」

貞子は捲り上げたワンピースもそのままに、フワリと俺に寄り添った。

鼓動が伝わってくる。

何が悪霊なもんか。

貞子こんなドキドキしてるじゃんか…。