しばらくして


『わかった、終わったら電話する。保健室で待ってろ!』


と返事が返ってきた

「奏さんきっと困ってんだろうな~嫌われちゃうかも···」


などといいながら先輩に借りている本を読みはじめるわたし···


「唯!起きろ、唯!」


「ん~先輩?」


「はぁ~まったく待ってろとは言ったがまさか寝てるとはな!」


「わたし寝てました?」


「あぁ、俺が急いできたのに唯ときたら可愛い寝顔でしばらく見させていただいてました」


「え~何ですぐ起こしてくれなかったんですか!」


「可愛い寝顔を長く見たかったからな」

「もう!奏さん!」

「しかし、久しぶりにきいたな唯が俺を先輩って呼ぶの」


「それは、寝ぼけてて」