君が居れば…


俊たちが歩いている目の前で雅士が

誰かと喧嘩をしていたらしい

ただの小学生の喧嘩なら殆どの人は

放っておくだろう

でも、雅士の目が悲しそうで、今にも

誰かを殺しそうだったらしい…

だから、俊たちは雅士に声をかけた…

俊たちは雅士を救ってやろうと手を差し伸べた

そこから雅士と俊たちはよく絡むように

なり、一緒に行動を始めた

けど、どれだけ楽しくても 優しくしても

雅士の目は元に戻らなかったらしい…

そして、龍哉が雅士に話を聞いたら

“ 1番好きな奴に、1番大切な奴に俺の気持ちを信じてもらえへんだ…。俺は離れとってもアイツだけを好きでおる自信しかないのに…”

と、今にも泣き出しそうに言った

“でも、俺はアイツを苦しめとる。俺が喧嘩する度…すれ違う度に、悲しそうで、苦しそうで…今にも倒れそうな顔で俺を見るんや。でも…そぉさせたんは俺や。俺さえおらんだら、アイツは笑えるんや。俺の大好きなあの笑顔で…”

雅士がそんな風に思っていたなんて

知らなかった麗美は、また涙が零れた

俊「そんでまぁ、転校してったっちゅー感じや」

龍哉「この話聞いてわかると思うけど、雅士はお前が自分の笑顔を奪ったなんて思てへんで。ずっとお前が笑うのを待っとる」


雅士…

アンタはホンマに心が優しいんやな…

アンタを信じれやんだ麗美を心配してくれとったやなんて…

ありがと…雅士…

あんまゆうてあげれやんだけど

むっちゃ好きやったで…