君が居れば…


太一「てか、付き合っとったんやな…」

小さい声で言った

『うん…。付き合いだしても、前とはあんま変わらんだけど、麗美が放課後に男子と遊んだりすると呼び出されて “ 俺の事好き?” て必ず聞いてくるから、麗美の事ホンマに好きでいてくれてるんやなって1人で喜んだりしとった』

たまに言い合いして

たまに喧嘩して…仲直りして

時には距離を置いた事もあった

雅士の行動や言葉一つ一つに

喜んだり、泣いたり、怒ったり…

全てが…雅士が大切だった

『でも、それを壊したんは麗美…』

ポタッ、と手の甲に涙が零れ落ちた


やっと止まったのに…


そう思いながら話を続ける

『放課後、雅士に呼び出されて…いつものよぉに雅士のとこ行ったら…』

その日は違ったんだ…

いつものように幸せを感じる時間とは…

『雅士に “俺、転校する…” ってゆわれて、頭が真っ白になったみたいやった。
“別れるん?” って聞いたら…雅士は頭を横に振ってくれた。でも…でも……遠距離やと雅士の気持ちが他の女の子に移って別れなアカンのちゃうかって…』

涙を拭いながら過去を必死に話す