君が居れば…


まだ肌寒い5月の半ば…

『ふぅ…』

家を抜け出した私は静かで何故か落ち着

く真夜中の空気を吸いながらフラフラと

歩く


シュボッーー


タバコに火を付け、学校の門の前に座った

人通りが少ないこの時間、麗美は毎日の

ようにココにくる

目の前にはアイツとの思い出がいっぱい

詰まった小学校がある


「ーーーだよ。ぎゃははー!」


どこからかガヤガヤと人の楽しそうな笑

い声が聞こえてくる


楽しい…か…

そんな感情麗美には必要ない…

ううん…感じたらダメだ


そんな事を考えていると徐々に声が近付

いてくる