授業サボりたかったのになー

仕方なく授業を受けているとあっという間に放課後がきた。

ブーブー
ん?電話?
表示されている名前は陸斗だった。

「はい、もしもし?」

「あ、麗香ちゃん?陸斗だけど校門で待ってるから来いよ。」
といい用件だけ言うと電話を切ってしまった。

はあ…校門いかないと。
でも陸斗はあたしのお気に入りだからね!

「りーくとっ!」

「うい、あ、てかその猫かぶりやめていーぞ。」

「…。分かってたんだ。」

「まあな」

「すごっ笑」

「だろ?笑」

うん、陸斗やぱお気に入り!!
素でいられる。

「さ、行くか!俺の家へ!!」

「ぷ、テンション高っ笑」

「いーだろ!!ほら」
といって手を差しのべてくる。
今までの男とは手を繋ぐのが嫌で、嫌々繋いでた。
でも陸斗は違う。

「うん!」
といって陸斗の手をとる。

陸斗の笑顔好き。
安心する。

「てか素のお前の方が可愛いんじゃね?」

「え、なに急に///」

「やっぱ可愛いわ」

「恥ずかしいじゃん笑」

「あはは笑」
陸斗は無邪気な笑顔をあたしに向ける。
やば、かっこいい。

他愛のない話をしていたらいつの間にか陸斗んち。

「ここ、おれんち」

「一人暮らし?」

「そーそ」

「あたしも!!」

「お、まじか笑怖くなったらいつでも俺んち来いよ。」

「うん!くる笑」

「取り合えずなか入るか。」

「うん」

「うわー部屋の中も綺麗!!」

「まあな笑」

必要最低限の物しか置いてないじゃん。
あたしと同じだ。

「ねえ、ゲームしよー笑」

「いいぜ、俺絶対勝ってみせるわ笑」

「あたしが勝つし笑」

「さて、どーかな笑」