放課後

いつものように図書館に来てくれた翔汰くん。
今日こそ…言うんだ…

「しょ、翔汰…くん…」

私の一言が図書館に響いた。

「どうしたの?」

翔汰くんの声も響く。

…しばらく沈黙が続いた。

「…わたしっ…、翔汰くんのことがっ…」

胸の鼓動が速くなるのがわかる。

「…好きです。」

緊張したもう顔が絶対赤い。

翔汰くんの顔も見れず俯く。

「…俺も。」

時間が止まったような気がした。