あー。翔汰くん本当にかっこいい…、

「ねーってば!未姫!」

え?
愛が私のこと呼んでたみたい笑

気づかなかった

愛っていうのは、私の親友で
斉藤愛(さいとうあい)

一年生のときからの親友なんだ~!

「なーに?」

やっと気づいた私は返事をする。

愛は呆れ顔で言う。

「まーた、後藤くん見てるの?」

愛にはお見通しみたい。
そうだよ、みてましたよっ!

だって、好きなんだもん…!


「しょーがないじゃんっ
私は恋する乙女なんですぅー!」

愛はまたまた呆れ顔になった。

「でも、後藤くんライバルたくさんいるよー?」

そうなんです。
翔汰くんは、優しいし格好良いしでモテモテなんです…。

学年一モテるっていってもおかしくないくらいっ!

学校一かもっ…!

「わーたーしーはーっ!
翔汰くん見てるだけで幸せなんですぅー!!!」

「そか…(・_・)」

愛ったら何よその顔ーっ!

「愛は好きな人つくらないの?」

「私には必要ない。いても邪魔なだけだもの~」

もったいない…。
愛は本当美人さんで頭も良くて…!
ときどき抜けてるところもあるけど
そこも可愛くてっ!

完璧なのに…!
もったいないよ…!

「私は未姫が幸せならそれでいいのよ」

愛がにっこりと笑う。
…可愛い。

「愛ーっ!
ありがとうー!かわいいよー!だいすきー!」

愛の笑顔は本当可愛い/// 


「それより、はやく後藤くんにアタックしないと、ライバルさんたちにとられちゃうよ?」

…むぅ、
ライバルさん、おおすぎて近づけないのわかってるくせに…


頑張んなきゃ…!

夢の中だったら大好きってたくさん言えるのに…!