再び私の目の前に来てはカレーうどんへと手を伸ばす日向を見つめ
まだ夢なんじゃないのかと、思ってしまった。
学校では教師と生徒、でも家では兄と妹。
まだ騒ぎになっていないと言う事は皆知らないのだろう。
それに安堵しながらも、いただきます、と言う声を聞き我に返った。
「美味しい?」
「…まあまあかな」
「相変わらずのツンデレ具合」
「意味分かって使ってる?」
ニッコリ笑顔を向けられびくり、と肩が揺れた。
背後から黒いオーラが見える…。
どんより曇っている雰囲気に「それより!」と話をすり替えた。
「お父さんとお母さんのお祝い、何かあげない?」
「ああ、良いねそれ。明後日の予定は?」
「…え、いや、私1人で買いに―」
「ダメ。僕も気に入った奴じゃなきゃ。それとも僕と買い物に行きたくないわけ?」
「そんなめっそうもない!!」
いや本音を言えば一緒に行きたくないです。
心の底からね!!
「なら決まりね。」
「えーでもさぁ」
「なに」
「…教師と生徒が2人で買物とか、見られたらまずいんじゃない?」
しかも日向のファンの面々はやたらと喧嘩っぱやい。
この前なんて日向に声かけた女の子を片っ端からイジメ倒していた。
怖くて助けられなくて、そんな事を思っていたら本人のご登場。
「ああ、いじめられるかもね」
「…そんなアッサリと!」
当たり前のように言い放つ日向に愕然としていれば、急に目の前が見えなくなる。
「れ…?」
