スクールバッグにつけた小さなクマのぬいぐるみを揺らしながら教室に入る。
教室にはいつもの仲間たち。
「望、おはよ!」
「おはよう」
「そうそう、今日、転校生来るって」
「転校生?」
私、小野寺 望は顔をしかめた。
どちらかというと人見知りな私にとっては、あまり好ましくない話だ。
「し・か・も、男子で望の隣の席!」
「えぇ!?」
思わず自分の席のほうを見やると、確かに先週まではなかった机と椅子のセットが隣に置かれていた。
「嘘…」
「いやー、その男子、イケメンだといいねー!」
くそう。
こいつら他人事だと思いやがって。
教室にはいつもの仲間たち。
「望、おはよ!」
「おはよう」
「そうそう、今日、転校生来るって」
「転校生?」
私、小野寺 望は顔をしかめた。
どちらかというと人見知りな私にとっては、あまり好ましくない話だ。
「し・か・も、男子で望の隣の席!」
「えぇ!?」
思わず自分の席のほうを見やると、確かに先週まではなかった机と椅子のセットが隣に置かれていた。
「嘘…」
「いやー、その男子、イケメンだといいねー!」
くそう。
こいつら他人事だと思いやがって。