「『恋』?」

びっくりした。

そんな花言葉もあったのか。

「ほんとに知らなかったのかよ…」

呆れられた。

「『呪い』だけだと思ってた…」

「マジかよ。うわ、花言葉教えてよかったわ…」

「え?」

どういう意味だろう。

悠太の顔は、真っ赤だ。

「だから、俺が伝えたかったのはさ、『呪い』じゃなくて…『恋』のほうなんだって」

「あ…」

私の顔も赤くなる。

「好きなんだよ…百合が」