私は目を覚ました。

寝巻きはすっかり汗に濡れていた。

本当に嫌な夢だった。

消えることのないクロユリ。

これじゃあ本当に『呪い』だ。

足を捻挫していて本当によかった。

今日クロユリを見るのはとんでもない苦痛になるだろうから。

早く、クロユリが散る時期になればいいのにと思う。