ファーストキスは浮き輪でした。

「THE☆お笑い世界選手権グランプリにも匹敵する程のレベルの高いギャグ…。

お馬鹿な笠原さんにはわかりませんね…」


ムカッ。


「お馬鹿って…。

アンタ、見た目はインテリっぽいからインテリナルシスト自意識過剰眼鏡の宮岡良太郎って言われているけど、

アンタ、本当は頭悪いじゃない」

「ギクッ」


テルシストの眼鏡のレンズに、ちょっとヒビが入った。


「そういえば…この前のテストも、最下位だったよね…」

「ギクギクッ」


更にみいちゃんの言葉によって、ピキッピキッと眼鏡にヒビが…。


そう、テルシスト…実は頭が悪い。

要領も悪い。

運動神経も悪い。

歌唱力もない。

美的センスもない。

通知表は常にオール1。


それなのに、高校に進学出来たのは、なんかセコ技を使ったらしいとかなんとか。


とにかく、テルシストは…頭が悪いのだ。


それこそ、この世界を凌駕する程。


なんで留年してないんだよってくらいに。


頭が、悪い!!!!!!


「そんなに頭が悪い悪い悪いって連呼しないでくださいよおおおおおおおおおおおおお!!」


泣き喚くテルシスト。

誰も慰めちゃくれないぜ。