ファーストキスは浮き輪でした。

「めい、黙れ!」

「…」


母上に怒鳴られて黙る私。

母上の怒鳴り方は…多分世界で五十七番目くらいに恐ろしい。

何故そんな中途半端な数字なのか、知るか。


「で…何だったかしら。

貴方とめいは、一体どんな関係だったと仰ったかしら?」

「キスまでいきまし「あんこおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

「…めい、一体餡子がどうしたっていうの」

「あ、あはは~つぶあん食べたいなぁ~って…」

「黙れ」

「…」


またもや怒鳴られて黙ってしまう私…。

びえーん(泣)


だって、母上に私のファーストキスの相手が浮き輪のウワキなんてバレたら…。

きっと、もっと怒られる。