ファーストキスは浮き輪でした。

「教えてくれたら、練りチョコパン買ってやんよ」

「言います!!言います!!」


うわ、チョロイ。チョロ過ぎる。


「ワタクシめは…遠い遠い昔……そう、三ヶ月くらい前に死んだ魂です」


え?言うほど昔じゃなくね?

とツッコみたい気持ちを抑えつつも、私達はウワキの話を黙って、真剣に聞く。


嗚呼~、今日の晩ご飯何にしようかなあ。


「ワタクシは…不運でした…。

まさか、あんな酷い事件に巻き込まれてしまうとは…!」


ゴクリ…。


「あ、あんな事件って……!?」

「まさかぁ…呪いとか、怨念とか!?」

「いいえ、違います。

私が巻き込まれた事件は…机の角に足の薬指をぶつける、という事件です…!」


うわああー!しょうもねーー!

しかも、薬指!!微妙過ぎる!!!そこは小指だろう!?