ファーストキスは浮き輪でした。

浮き輪のお父さんが、段々と天の光に導かれていく………。


「お父さん!行かないで!!」

「めい、さようならです。

いつかまた、会いましょう」


にこにこと、笑顔で手を振るお父さん。

にこにこする顔もないし、振る手もないけれど。


「いつかっていつ!?」

「めいの寿命に任せます」


えっ、私不老不死の魔法を開発する予定だから、寿命なんか来ないよ!!


「お父さん、実はめいに言わなければいけない事があるんです」

「えっ!?」


私に、言わなければいけない事!?

超重要そう!


「何、お父さん!!」


お父さんが、天高く舞い上がっていく。

浮き輪だけど。