「あ、めいじゃぁん!この前はぁ、倒れちゃってたけどぉ、大丈夫ぅ?」


ゲ。

ゲ。

ゲゲゲの…(自主規制)。


こいつは…ブリッ子口調の凛子!

うぅ…このわざと鼻から出したような甘ったるい声、苦手☆

ていうか、私なんで凛子をプールに誘ったんだっけな…。

苦手なのに。


「ていうか、私って倒れた後どうなってたの?」

「えぇ、知らないのぉ?この浮き輪のウワキ君がぁ、アンタをまず、女子更衣室に運んでぇ、

そんでぇ、家まで送ってくれたんだよぉ」


ふんふん…って、は?


女子、更衣室…?

え?


ていう事は…私の生まれたままのあられもない姿を、この浮き輪野郎に見られたって事!?!?!?!?!?


「嘘でしょ!?もうお嫁に行けない!!

誰か、嘘だと言って!」

「嘘だよぉ」

「嘘なんかーい!!」