ファーストキスは浮き輪でした。

まあ、そんなやり取りで周りの人からは白い目で見られつつも、

何とかいつも行くコンビニに着いた。


「さてさて、まずは朝ごはんでも買いますかな…」


目の前に並ぶ、メロンパン、チョココロネ、チョコチップパン、チョコクリームパン…。

ってチョコ率高いな、おい。


「ふむふむ、ワタクシは今日は練りチョコパンを食べたい気分ですな」

「お前の意見は反映されない。

ていうか、お前食べ物食べれるのかよ!?口はどこにあるの!?」

「おや、笠原めい様。

「食べれる」というのは、ら抜き言葉ですよ?

正しくは、「食べられる」です」


…めんどくせー!

とことんめんどくせーー!!

そして細かいっつーの!


「そんなの、どっちだっていいでしょ」

「どっちでもよくありませんよ。

例えば、たけのこの森ときのこの丘じゃあ、ワタクシは断然、たけのこの森派です」

「はあ!?何言ってるの、アンタ!

そこはきのこの丘でしょうが!!!」


あの、きのこのかさのチョコのかたまりとなった部分だけを食べるのが

良いんだろうが!


「いえいえ、断然たけのこです。

あのサクサク感が堪らないのですよ」

「あのサクサク感が、歯にくっつくんでしょうが!!」