ファーストキスは浮き輪でした。

「んで、この浮き輪のウワキ?さんは……何者なんだい?」


おばあちゃんは真剣にふざけた面を下げて、

真剣、まるで何も知らない小学生が、名字が山田から田中に変わった同級生に、

「何で名字変わったの?どうして名字変わっちゃったの?」

と言うような感じで興味津々で訊いてくる。


うぜえ。

全く悪気がないのが、逆にうぜえ。


が……説明しなきゃしゃーない。


「まあ、かくかくしかじか」


私はおばあちゃんに、適当に説明する。

いや、1mmも説明できてないけどね!!

これで通じた試しがないわ!!!


「なるほど」


えっ、理解しちゃった!?

まさかまさかの、ここに来て!?