そして、数日が経った(気がする)。

嘘、経ちました。気がするんじゃなくて、本当に数日経ちました!はい、経ちましたよー!数日経ったったたたんだよ!!!


着実に夏休みの宿題は進んでいって、ようやく終わりを迎えようとしていた。


「ところでかさ…………め、めい………」


相変わらず、ウワキは私の名前を呼ぶのにどこか躊躇しているようだ。

やっぱり、私の名前ってダサイのかな…。


全国のめいさん、そんなにダサイと思う?思わないよね?結構可愛い名前だって、自分は思っているんだけれど…。

全国の子供にめいって名前を付けた親御さん、ダサイて思わなかったから、子供にめいって名前をつけたんだよね!?

そうだよね!?


うん、そうだと思う。

思う…。


じゃあ、何で私の名前を呼ぶのに躊躇うのか、そんなに発音し難い訳でもないし。


「あの……ブツブツ独り言言ってないで、ワタクシの話を聞いてください」

「あ、ごめそ」