「ずっと魔界ってどーゆう…」

りさが言おうとした瞬間、体が宙に浮いた
かと思うと、また意識が飛んでしまった。


「…うーん。はっ!皆、大丈夫!?」
たまが皆の体をゆすっているのが見えてきた。

「あれはなんだ!?」
こごが指をさす方を見ると、小さな塔が遠くにたっているのが見えた。

〈あれはソレイユ王国の象徴、太陽の塔だよ!〉

にじがザッパり教えてくれた。

「ソレイユ王国…なにかの本で読んだ気がする」
しょうは昔の記憶をたどっていった。




「はやくはやくー!」
「ちょっとまってよー。」


また、あの声が聞こえてきた。
あの声は…一体だれが…