「はーい皆席についてー」ザワザワ…

「まだ放課なのにーー!」
あゆのがすねるのも、わからなくない。
そうして7人は教室へ入っていった。

「はい、ではこれから試験を行います」

『はぁぁぁ!?!?!!!??』
皆が一斉に叫んだ。どのクラスからもだ。

「静かに!!試験と言っても、ただ水をツボに入れるだけです」

「なにその試験…」

さらにザワザワが大きくなった

「はい、じゃあ1番から来てねー」

そういって皆がツボの中に水をいれても、とくになにも起こらなかったが、幼馴染みのうーくんと、あやかだけツボが割れてしまった。

トポポ… パリーーン!!

「キャァァァ!」
悲鳴が教室に響いた。
と思ったら、2人とも消えてしまったではないか。

次は自分の番だ。
割れてしまったらどうしよう。

恐る恐る水をいれる。

トポポ… ………

「ふぅ。」

よかった、割れてないっ!
そう思った次の瞬間だった。

パキッ

「え?」

パキパキッ

「ええええ!?」

ツボにひびが入っている。
三島先生は、学年主任を呼んできて、
2人でなにか話している。

そして、三島先生が手をパチンっとたたいたと思った瞬間、意識がとんでしまった。

(まるで…深い眠りに…ついた…ようだ)