ここはファミリア街

そのなかの魔法の杖屋さんに

わたし、ミリアはいます!妖精さん、ティアと一緒にね。

魔法の杖屋さんはすごく狭い。

それに床も茶色く古びてて歩くとぎしぎし言うの。

「いらっしゃいませ。」

杖屋さんだっていうのに杖なんて見当たらないし…

お店にはカウンターしかないの…

なんかすごく怪しい…ティアに顔を近づけて小さい声で聞いてみる

「ねぇねぇここのお店大丈夫?怪しいよ…杖なんて見当たらないし」

するとティアはむふふっと笑って

杖屋さんのおじさんに言った。

「おじさん、この子の杖欲しいんだけど」

おじさんは大きな声で「了解!」

すると足下にきれいな光がわたしを包んでいった。

きれい…でもこれ…

ヒュン!

とたんに目をつぶった。

んー!強い風…!

風が止んだみたいだから目をあけた

え…?「ここ…どこ?」