ザーザーザー

ペチン ペチン「ミリア起きて 朝だよー」

「あー…ティアー ?おはよーう」
ティアはミリアがが生み出した妖精さん。
体は10cmほどでくまさんみたいで色は透き通った水の色。
9才の女の子ミリアはティアと一緒に暮らしている。

がばっ ミリアがどけたふとんで体長10cmほどのティアは潰されー

「うわっミリア気をつけてよ~」ーそうになる。
「うーん…ごめーん…眠いねー…」
「ボクは眠くないよ…」 「そうだねー…おやすみぃー…」
せっかくどけたふとんを手にとってまた眠ろうとするミリア。

「ちょっとミリア!しょうがないなー」 ティアの手に水玉ができミリアの顔に

「おりゃ!」バシャア!「! 冷た~っ」
がばっ 濡れた顔とむーっっとした顔でまた起き上がる。

「やっと起きた~ 朝ごはんできてるから着替えたら下きてね」
と言い残してティアはさっそうと水玉をつくり
くぐりぬけて下へ向かった。

「もっと優しく起こしてくれてもいいのにね~」

クローゼットから青い水玉のワンピースを取り出す。
「いつ見ても可愛いなあ… 」
今日は久しぶりのお出かけだから街の人にみせびらかそっ
ふふっ
そんなわくわくの気分で着てカーテンを開ける。
ばっ

ザー ザー ザー
あ…どうせ雨でレインコート着るじゃん…
ワンピース隠れちゃう…
ここは毎日毎日雨。わたしミリアが住んでる限り。


わたし、雨女だからー。