平凡少女とワガママ男子の成長日記

「そんなに可愛いわけじゃないのに」


そんなの、分かってるよ。

わたしなんかが、あんなかっこいいヤツの彼女なんてありえない。

それは、十分知ってるんだよ。


「もう、ほっといてください!!!」


そう叫んだのと同時に授業開始を知らせるチャイムがなる。

不幸中の幸いだった。