「隼人は、グズッ 私のこと嫌いじゃ、ないの?」
「は?」
嫌いなわけあるかよっ。
「だって隼人から好きって聞いたことないし
...それにいつも誘うのも私からだし
今日もだったけど...どう思ってるか
思いきって聞いてもふつーとか言うしっ
...私は、私は大好きなのに!って、いつも
思うよ、、。」
だいぶ落ち着いてきたらしい沙耶が言った。
───こいつ、こんなに不安だったのか?
いつもにこにこして、大好きとか言って
俺のほうが好きって思って、意地はってた。
俺、ばかだな。
なんできづいてやんなかったんだよ、っ。
「...お前は、俺のどこが好きなの?」
もう、羞恥心なんてもん、捨ててやる。