「…可愛いね。」 博人の右手が初音の頬を軽くなぞる。 今、私に何が起こっているのだろう。 どうしたらいいのだろう。 そんなに優しく触られたら…。 頭が真っ白で何も答えが出てこない。 そんな初音にお構いなしに博人は優しい目をしながら呟く。 「子猫ちゃん。」 「ひゃい…。」 ドキドキ。 「子猫ちゃんは…。」 唇と唇が軽く触れる。 「大人しくしてなきゃダメだよ。」 「ひゃ、い…。」 ダメだ…。 もうダメだ…。 もう…、好きにして…。 状況に耐えられなくなり思わず目を閉じた。