一見すると、一般的な普通のブログに見える。 左上には、王様が座るような大きな椅子に足を組んで前に指差している金髪の男性の画像が貼ってある。 ただ、顔はモザイクがかかっていて分からない。 「この人がショウ君?」 「そう。」 「顔、見えないじゃん。」 「だからいいのよ。」 「で、このショウ君の何が凄いの?」 「ショウ君はね、定期的に記事をアップしているけど、その言葉の一つ一つが心に伝わるのよ。」 琴音が数ある記事の中から一つ選択して画面に大きく映し出した。