「私の名前、あるでしょ?」
「良かった…。」
「良かったでしょ。」
「中小企業の倒産数が12に減っていて。」
「そっち見てたの!?」
ブログの右下に表示されている数字。
ショウのブログの読者数の下に表示されている中小企業の倒産数を見て、初音はホッと胸を撫で下ろした。
「いやいや、それよりも私が選ばれた事に喜んでよ。」
「何言ってるのよ。中小企業が頑張るから日本経済は成り立ってるのよ。」
「それはそうだけど、そこは国会議事堂の人達に任せて、私達は恋に邁進しようよ。」
「そうする。」
あっさり納得した初音は10名の名前が表示されている画面を見て顔を赤らめた。
「あの夜、彼は私を部屋に入れるといきなり襲ってきて…、何が起こったのだろ?キャッ。」
「自分で想像して恥ずかしくなって顔背けてる…。」
そんな姉が恥ずかしいと思った。

