初音は琴音に植物園デートの返事を躊躇した件を話した。
「簡単に言うと、卵焼きは甘い味と塩味とどっちが好きって聞かれて、甘い卵焼きはちょっと…。って事でしょ。」
「誰もそんな事言ってないわよ。」
「分かってるって。」
「もう、人が本当に困っているのに…。」
「で、姉さんは元樹君とデートしたいの?」
琴音がストレートに尋ねた。
「したい…、けど。」
「けど?」
「デートなんてしたら、私、舞い上がって多分何も喋れず、また気を失うかもしれない。」
「そんな事言っていたらいつまで経っても前に進まないじゃん!姉さんなんだからしっかりしてよ!」
「そうだけど…、あっ!」
「何か思いついたの?」
初音が思いもよらない事を口にした。

