「うっ…。」
うっすらと目を開けると、いきなり元樹の顔が飛び込んできた。
「ああっ。」
慌てて目を逸らして起き上がる。
「あれ?」
「大丈夫?」
保健室。
「いきなり気を失うからびっくりして、とりあえず保健室まで連れて来たんだ。」
そっか。
私、茂みに隠れて、また元樹君の水やりを見ていたんだ。
いきなり声を掛けられて、名前を憶えていてくれた事が嬉しくて気を失ったんだった…。
「元樹君、あ、あの…、ここまで1人で運んでくれた…の?」
「そうだよ。」
何て優しいんだ…。
心の鼓動が激しくなる。
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