「私は毎日ブログをチェックして、クイズに答えて1回だけライブハウスで会っただけだよ。その会った時も、キャサリンが一緒にいたから2人きりでもないし…。」
布団に付いた抹茶アイスを拭きとりながら琴音が答える。
「私は…。」
初音が天井を見ながら、これまでの事を思い出す。
「毎朝、一緒に水やりして、植物園に連れて行ってもらって、初音ちゃんって呼んでもらえるようになって…。」
「真っ暗な部屋に連れて行って、そこにはプライバシー保護の為に音声かえた男性がいて、その男性が、あの会社は業界では有名ですよ。1ヶ月300時間の残業は当たり前ですからねって告白して…。」
「何の話しているのよ?」
「実録、これがブラック企業の正体だ!」
「いかにも週刊誌の見出しって感じだね。」
「姉さん、ブラック企業よりも元樹君とショウ君の事考えようよ。」
「あんたがさっきから話を脱線させているんでしょ!」
「まぁまぁ、姉さんそう怒らずに。これでもお互い気楽に話が出来るように気を使ってるんだから。」
「ありがと。」

