「また言いたかった事、間違えてた。」
「そう…。」
琴音が部屋に入ってきた。
もう一度、初音も立ち上がり振り返る。
その顔は先ほどよりも決意に満ち溢れている。
琴音…。
分かっていても、はっきりと言いにくい事だもんね…。
2回もはぐらかす気持ち、凄く分かるよ…。
琴音を見つめながら、少しはにかむように初音は微笑んだ。
「どうしたの?」
「今度こそ、言いたい事はっきり言うね。」
「…分かった。」
「真剣に聞いてくれる?」
「もちろん。」
琴音は大きく息を吸って、そして初音に伝えた。
「世界最長の音楽はね、演奏終了まで…。」
「違うでしょ!」
「えっ!?」

