「ごめん、言いたい事、間違えてた。」 「そう。」 もう一度、初音は振り返り、琴音を見つめる。 「姉さん…。」 「うん。」 「本当に言いたかった事はね…。」 「…。」 「ドイツ語ではぎっくり腰のことを、魔女の一撃って言うんだって…。」 「知ってた…。」 「さすが姉さんだね…、言えて良かった…。」 琴音は軽く微笑むと、静かに扉を閉じた。 …。 「姉さん。」 またまた扉が少し開き、琴音が顔半分見せた。