しかし、今はそんな事はどうでもいい。
西大寺家に来たのは、ショウ君の正体を教えてもらう為だ。
美樹と博人を降ろしたリムジンはそのまま駐車場へ向かって走り去って行った。
門の前で、美樹と博人はさりげなく手を繋ぎ、顔と顔を見つめ合っている。
真之君が花子さんの彼氏になったように、博人君がキャサリンの彼氏になったから、手も握るし、見つめ合うのか…。
「家の前でラブラブムードを見せつけるとは…。」
それにしても、博人君いつ見てもカッコいいなぁ…。
いいなぁ…。
あんなにカッコいい博人君と毎日一緒に過ごして、手を繋いで幸せを感じ合って…。
絶対、毎日顔見ていても嫌にならないだろうし…。
そりゃ、キャサリンもショウ君のブログから姿を消すのも納得出来るわね。
「いけない、いけない。」
大きく首を左右に振る。
私は何を考えているのだ?
他人のラブラブぶりに嫉妬して羨ましがるなんて…。
私にはショウ君がいる。
ショウ君の力強さに私も包まれたい…。
その為には…。
「ショウ君の正体を教えて貰わなきゃ。」

