「さぁ、どうしましょうかしら?」
「どうしましょうかしらねぇ。」
花子と美樹が互いに睨みあっている。
「私は一歩も引きませんわよ。」
「私も一歩も引きませんわよ。」
「私は、ずっとショウ様を追いかけていましたわ。ショウ様だけを見ていましたわ。今更諦める事なんて出来ませんわ。」
「私だって、この学校に来てから、真っ先にお近づきになれましたもの。簡単に諦める事なんて出来ませんわ。」
またしばらく睨みあう2人。
そこへ美樹の背後から声が聞こえた。
「美樹様、こちらにいらっしゃいましたか。」
息を切らせながら、西大寺美樹の執事、真之が傍まで走ってきた。
すると、花子の背後からも声が聞こえた。
「花子様、こちらでしたか。」
前髪を軽く触りながら、東大寺花子の執事、博人が傍までやって来た。
「美樹様、ご無事で良かったです。」
「花子様、あまり勝手な行動は慎んで頂きたいですね。」

